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こころ通信Vol.117~五十の手習い~後編~

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なんやかんやと言い訳がお上手です。

そんな彼女ですが、なんと最近一生懸命に取り組みだしたことがあるのです。それは着物の着付け。
私が   「なんで着付けなの?」  と質問してみました。

弘子「人生後半、そろそろ何か新しいこと始めたいと思っていたの。着付けかペン習字かピアノか。その3つを候補に考えていたんだけど、その時、○○ちゃんが一緒に着付け習わないかって声をかけてくれたんだ。それに着物は母からの着物を受け継いで着たいと思っていたし、それをまたミクちゃん(娘)にも着てもらいたから」と。

中々いいこと言うじゃん!そして、念ずれば・・・ではありませんが、本当に最高のタイミングでお友達が声をかけてくださったのです。ありがたいめぐり合わせですね。

仕事を終えてイソイソと着付け教室に出かけていく様子は楽しそうでいいですね。以前、ヨン様(ペ・ヨンジュン)が来日した時に、彼女は都内のホテルで着付けを予約してまで着物でヨン様に会いに行ったことを思い出します。この時ばかりはその熱心さに驚愕しました。次回は家から着ていけそうですね。因みに、この時はヨン様が目の前に来て、自分のカメラで彼女を撮影してくれたという自慢話を百回は聞かされました。

先日、教室で習った通りに家で着付けの復習を始めた弘子さん。その様子を興味深々と観察していました。始めてすぐに、「あれ?」「えーっと・・・」を連発。どうやらわからなくなってしまったみたいです。私は笑いをこられるのが大変でした。記憶力も若い頃のようにはいかないようですね!私も笑ってはいられません。謡いの発表会で年に2回、着物と袴を着るのですが未だに一人で着られません。その後彼女はしっかりビデオを準備して内容を録画して家でしっかり復習。忙しい中なのに楽しそうに頑張っています。友人と一緒ということで楽しさも倍増ですね。
着付け

つい先日の夜も、私が加圧トレーニングから戻ると彼女がリビングで着物と格闘していました。愛犬の夢の助も不思議そうな顔で周りをウロウロ。私はトレーニング後の最大の楽しみ、ビールタイム。飲みながらゆっくり見学させていただきました。そして見事に一人で着ることができました。姿見の前で満足そうに自分の和服姿をみつめる姿が印象的でした。よく見るとその手には、先日娘に会いに東京にでかけた時にちゃっかり調達した真新しい和装用のバッグが、足元は新調した草履が光を放っていました。さすが弘子さん。形から入る姿勢は今も健在です。もし、彼女の着物姿を見かけたら声をかけてやってください。後ろに手が回らなくても前で結ぶ簡単着付けの腕前を見てやってください。

新しいことを始めてそれを継続することは簡単ではありません。3日続けても3日休んだら忘れてしまいそうです。しかし3ヶ月続けば多少休んでもそう簡単には忘れません。生活のなかに定着しきているわけですから。私が思うに継続のコツは「止めない事、止めたと決めないこと」だと思っています。
NHKの「幸せ」をテーマにした番組で2013年に国連が発表した世界各国の「国民幸福度」なるものが発表されたそうです。1位がデンマーク、2位がノルウェー、3位がスイス。気になる日本はというと43位。42位は台湾、その上が韓国だったそうです。日本を含めいずれもアジアの先進国。物質的には豊かになったのかもしれませんが幸福度はイマイチのようです。自分の生活を振り返り、仕事だけでなく、何かを始めることで、心が癒され満たされるのかもしれません。少しはお金と時間はかかるかもしれませんが、その「新たな経験」こそがひとつの幸せの要素かもしれませんね。アメリカの作家マーク・トゥエイン氏はこう述べていました。
「したことよりも、しなかったことの方が20年後に後悔することになる」と。

一度きりの人生、いろいろなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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