みなさんこんにちは。店長のマッキーです。
朝晩と日中の温度差で体調を崩さぬようにご注意くださいね。
さて、最近のテレビでの健康番組を視ていると一つ気がつくことがあります。
便秘とはどういう症状のこと?
それは「腸」に関するテーマが実に多いということです。腸内環境と健康がいかに深く関係しているかを伝える内容に溢れています。
その内容を反映するかのように便秘でお悩みのお客様もとても多く来店されます
そんなお客様に私が強調してお伝えすることは、便秘は、便が出る、出ないというだけの体に関する一つの現象ではないということ。
長期に及ぶことで実は血液を汚し動脈硬化を招き、更には免疫力を低下させてしまうという危険性をはらんでいるの見逃せないこと。
真夏の生ゴミをイメージしてください。
30度を越える気温の中に生ゴミを長時間放置したらどうなるでしょうか。
当然のこととして腐敗が進みます。
腸の中も体温によって真夏のようなもの。
そこにいつまでも便が滞留していれば毒素が生まれそれらが腸壁から吸収されて血液に混じります。
便秘が身体にいいわけがないのです。
便秘と動脈硬化の関係
動脈硬化と便秘について考えてみます。
全身に酸素や栄養を行き届かせる役割を担っている動脈が、何らかの理由により、硬くなったり、厚くなったりして、血液の通り道に脂肪・石灰などの物質が沈着するようになり、血管の通り道が狭くなることで、血液の流れが悪くなり、心臓や脳などの器官へ行き届かなくなる状態が動脈硬化。
加齢・肥満・喫煙・ストレスなどの原因もありますが、便秘が慢性化することで起きる可能性も大いにあるのです。
脂肪を含んだ食事をとると、それを分解するために十二指腸において胆汁が分泌されます。
胆汁は、コレステロールをもとに、肝臓で作られていますが、便秘で長時間便が腸内に滞留すると、胆汁として分泌されたコレステロールを、腸が再度吸収してしまい、血液中に溶けたコレステロールが、血管内に蓄積されやすくなることで、体内コレステロール値が高くなり、動脈の血液の流れが悪くなったりして、動脈硬化を引き起こすということになるのです。
動脈硬化を起こすと、脳卒中や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳内出血など命に関わる病気に繋がることもあります。
ご理解いただけたでしょうか。
やはり便秘はしっかり改善すべきです。
だからといって、下剤に頼りっきりになるのもよくありません。
便秘薬も上手に選ぶ必要がありますし、食物繊維は必ず摂る必要があります。
食事摂取基準(2015年)によれば食物繊維の摂取量はまだ不足しているのです。
もちろん食事の工夫や生活リズムの改善も必要です。
誰が名付けたかわかりませんが「大便」と。
健康状態を伝えてくれる「身体からの大きな便り」
それが便です。
快適な便り = 「快」 が 届くように暮らしたいものです。