【営業案内】 年末は28日(土)まで、新年は1月4日(土)より営業いたします。

親の背中

 皆様こんにちは。金巻です。早いものでもう12月。今年も一年間当店をご利用くださいましてありがとうございました。

 さて、久しぶりのこころ通信です。今回は近況報告というわけではありませんが、当店創業者である中村錦蔵、純代そして、前回のこころ通信で報告させていただいた私の母である金巻一子のことを書かせていただきます。

 弊社創業者である中村錦蔵は、10月で96歳になりました。週3日デイサービスに通い、週末はショートステイにも行っています。まだ杖をつかずに、とてもゆっくりではありますがしっかりと歩行しています。毎日夕食前には、弘子さんに厳しく指導されながら、椅子に座ってできる足漕ぎマシーンを200回漕いでいます。100歳目指して奮闘中です!

 そんな父が、先日、ロータリークラブの在籍60年正会員として表彰されました。父は都留ロータリークラブが設立された時から会員でもあります。残念ながら最近は毎週木曜日の例会には通うことができずにいましたが、長年にわたるロータリアンとして在籍を表彰されたことは、本人にとっても私達家族にとってもとても喜ばしいことです。現役の頃は、ロータリーの例会への出席を欠かしませんでした。晩年、物忘れが多くなってきても例会のことだけは忘れませんでした。現在も、ロータリーの話をすると目の輝きが増すように感じます。ここまで在籍できたのは、都留ロータリークラブ会員の皆様、事務局の皆様のおかげとこの場を借りて御礼申し上げます。

 そしていつも傍らで父を支え、ロータリー活動を理解し応援してくれていた母、純代。母の存在なくしてはこの表彰はなかったと思います。残念ながら当日の同席は叶いませんでした。病院暮らしも一年を経過しました。表彰当日は、表彰を終えてから病院に向かい面会。父と母の久しぶりの再会でした。いつになく大きな声で呼びかける父とそれに答える母との精一杯のやり取りに夫婦の歴史の重みと絆の強さを感じました。弾むような会話ではありませんが、二人の間には、二人だけの大切なものが通じあっていたことと思います。思い出深い秋の一日となりました。

 私の母、一子は、今年の2月に転倒したことをきっかけに一人暮らしを断念。病院に入院中というところまで前回のこころ通信でお伝えしました。その後、老健つるに4ヶ月ほどお世話になり、10月からは真心の里さんのグループホームで元気に暮らしています。転倒してから現在に至るまで、多くの方々に支えていただき今日があります。今は、毎朝本人から電話が来ます。「朝食全部食べました。元気にしているから大丈夫だから・・・。」と。母は元旦が誕生日。おかげさまで元気に新しい年を迎えられそうです。

 薬局の父と母、私の母。ゆっくりゆっくり衰えてはいますが、一日一日をその場所でしっかりと生きています。それまでできていた事が一つずつできなくなっていくことを受容するのは辛いはずです。でもしっかりと日々を生きている。衰えている姿ではなく、しっかり生きる姿をその背中で見せてくれているのですね。

 2025年も笑顔あふれる素晴らしい一年にしていきましょう。 皆様に感謝! 【裕】

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