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なぜ便秘が体によくないのか?その理由とは?

みなさんこんにちは。 
今日は便秘がなぜ体に良くないのか?ということについて書いてみます。

便秘が体に良くないこと、健康には快便が大切な要素だということは多くの人が知っていますが、では、なぜ便秘が体によくないのでしょうか?

「便秘」について、多く方は便が「出た!」とか「「出ない!」といったことに話は終始しがちです。
でもここで便秘という言葉の奥にある大切なことを知ってもらいたいと思います。

目次

便秘の時に腸の中で起きていること

便秘のときに腸の中では何が起きているのか。
また、その影響はどんなことに関係しているのかをお伝えします。
 
私達は毎日三度の食事をして生きています。
そして、食べたものは24~48時間後に排泄されるといわれていますが、もし、それよりも長く消化物が体内に滞留するとどうなるのでしょうか? 

気温30度を超える真夏の密閉された空間に生ゴミを放置した時のことを考えてみて下さい。 

腸の中も体温で温かい環境。当然腐敗してきます。
腸の中では腸内細菌が多種多数存在し、それらは善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類されますが、長時間滞留すれば異常発酵してしまい腸の中では悪玉菌が増えて腸内環境は悪化してしまいます。

また善玉菌と悪玉菌は腸の中でいつも陣取り合戦を繰り広げています。その戦況は食事やストレス、加齢などの影響で悪玉菌優位になりがち。そして悪玉菌が優位になり腸内環境が悪化すると、免疫に大きく影響が出てくるのです。

人間の免疫システムの約60%が腸に集中しているのです。
もう少し噛み砕いて表現すると腸内の善玉菌の数が多いほど元気な免疫担当細胞がつくられるということ。 

免疫担当細胞とは、免疫の最前線で戦ってくれる細胞のこと。がん細胞の発生や細菌やウィルスの侵入に対して戦ってくれる兵隊のような細胞たちなのです。便秘が続けば、腸内での陣取り合戦は悪玉菌優位になりその影響で元気な免疫担当細胞ができなくなり、免疫力が低下してしまうのです。

このような理由から便秘は良くないのです。
ですから、日々の快便を実現できれば腸内環境は良い状態となり免疫力を維持し健康になるわけです。

便秘を解消するには?

便秘 → 悪玉菌が増える → 腸内環境が悪くなる → 免疫力が低下する

まずはこのことをご理解いただき快便を目指しましょう。
食物繊維(特に水溶性食物繊維)の摂取などの食事工夫や運動などの生活習慣の改善でも中々出ないときは、お薬の力もしっかり借りましょう。

最も良くないことは何日間も便を溜め込むことです。 
そして便秘薬はできるだけ無理な刺激のないご自分の自然な排泄力を尊重した便秘薬を選びましょう。

毎日の快便で免疫力を維持して健康に暮らしていきましょう!

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