こんにちは。金巻です。
梅雨がいきなり明けて速攻で夏がやってきました。いきなりの夏の到来、猛暑の襲撃にグッタリですね。水分補給をこまめに行い熱中症にならないようにご注意ください。
7月は一人娘、未来(みく)の誕生日。今年で18歳になりました。とても大人に近づいたという印象です。昨年までと比べて重みのある誕生日のように思えてなりません。
高校3年になりいよいよ受験。本人の希望が叶ったとしたら来春からはおそらくここにはいません。進学先の近くでの新生活がスタートすることでしょう。そんなことを考えると18歳としてのこの1年間は将来に向けてとても重要。しっかりと応援してあげようと思います。
改めて思い出してみるといろいろなことがありましたがよくぞここまで元気に育ってくれました。商売をしているので1歳2ヶ月で保育園デビュー。泣いてばかりいたデビュー当時。
初めての運動会は先生に抱かれて泣いているうちに出番が終了。やっと慣れてきた頃からはとにかく風邪また風邪。いくら薬局の娘とはいえ免疫力をつけるための社会の洗礼はしっかり受けました。とにかくよくお休みしました。
忘れられないのは1歳の頃の出来事。夜、いつも通りに眠った娘が突然咳込み呼吸困難状態に陥りました。この時ばかりは救急車のお世話になりました。因みにこの頃はアパート暮らし。慌てて家を飛び出してガスの火をつけっぱなしにしてしまいました。弱火で煮もの中。救急車に乗りこんでからそのことに気づき、薬局の父に連絡をとりアパートまで行ってもらうも、玄関のカギはなんと冷静に施錠してあり中に入れず。
結局大家さんに開けてもらい事なきを得ました。当時の夫婦そろっての慌てっぷりが思い出されます。娘はクループ症候群というウイルスの仕業で気道粘膜がが腫れてしまう病気でした。
病院で適切な処置をしていただき2日程の入院ですぐに元気に回復。入院に付き添った弘子さん、たまたま隣のベッドが空いていたのでそのベッドで勝手に寝てしまい次の日に病院からこっ酷く叱られていました。さすが世間知らずの弘子さん。
その後は邪をひいたりしながらも徐々に免疫力も備わり丈夫になりました。小学校から現在高校3年の1学期終了時まで無遅刻無欠席の皆勤記録を更新中です。わが子ながらこのことだけはたいへん誇らしく思っています。
これからは受験で健康管理がさらに重要な時期。親としてもできる限りの協力で皆勤で卒業させてやりたいと思っています。18歳くらいまでになると親として教えることはもうそんなにないのかもしれません。というよりは親が元気に前向きに生きる姿を見せることで自らが学んでもらいたいと思っています。
来春になって家を離れることになったとすれば後は世間に教えていただくしかありません。一人娘で甘やかして育てた面もあるので初めは苦労することでしょう。しかし彼女なりに成長した姿を見せてくれると僅かながら期待もしております。
歳を重ねるほどに「誕生日おめでとうごさいます。」という言葉に対し「おめでたくなんかないよ~。またひとつ歳をとっちゃったよ。」という言葉を耳にします。これっておかしいと思いませんか。そもそも誕生日はなぜおめでたくてお祝いするのでしょうか。私は誕生日の意味を次のように考えます。
一つは、この世に生をうけたことに喜びと感謝をする日。
二つ目は、今日まで元気に生きてこられたことを喜び感謝する日。
という意味があるのではないでしょうか。だからこそいくつになっても誕生日はありがたくておめでたいものだと思うのです。同時にこの世に生みだしてくれた両親に感謝する日であるのかもしれません。
一年に一日。誰にも絶対にある誕生日。その日の意味を大切にして、だからこそ一日一日をしっかりと生きなければいけません。
娘は18歳。
私はもうすぐ48歳。人生の後半戦に様々に思いを馳せる中年オヤジでした。
■こころ通信 2013年8月号