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【こころ通信】 春は肝臓ケア 2013年4月号

 こんにちは。金巻です。
 春がやってきましたね。春は希望に満ちあふれた季節。体に気をつけて顔晴っていきましょう。そこで今月は少し真面目に春の健康に関する注意点について書いてみました。

 漢方の世界では、春は肝臓に注意が必要!と教えてくれています。肝臓が他の季節に比べてとても活動的になる時期なのです。活発になるというととても良いイメージで理解されるかもしれませんがそうでもないのです。寒い冬の間、じっと小さくなって穏やかだった肝臓の働きが一気に高まり、冬の間に貯め込んだ体内の老廃物などを一斉に解毒しようとします。そのため、肝臓にはいつも以上の負担がかかるというわけです。肝臓はとても多くの役割を果たしていますが、特に重要なのが二つの機能。
一つ目は解毒機能。腸から吸収した栄養分はまず肝臓に入ります。ここで体にとって不要なもの、つまり毒となるものを分別して体の外へ送り出します。有害物質も薬もアルコールも肝臓で分解処理されるのです。
もうひとうのの機能は、腸から吸収した栄養分を作り変え、体の中で使いやすい形にして全身に送り出すというもの。つまり、肝臓は私たちの肌や髪、血液、筋肉などの全身をつくるための材料を供給している“工場”でもあるわけです。

 冬は身体がいろいろなものを貯め込んでしまう季節。その身体を再生するのが春であり、その時に中心になって働く臓器が肝臓なのです。ですから私たちの生活習慣が乱れて肝臓に負担をかけてしまうと日頃は我慢強い肝臓も様々な症状で訴えてきます。
ポカポカと春の陽気を感じられる頃になると、「だるくて疲れがとれない」「目覚めが悪い」「肌や髪の調子もイマイチ・・」「なんだかイライラする」といったことはないでしょうか。
その症状は、もしかしたら肝臓がぐったりしていることが原因かもしれないのです。

 そしてなんといっても春は新しい事が始まる季節。卒業式・入学式・入社式があったり職場や住所が変わったりと新しい生活を春に始める方も多くいらっしゃいます。中にはその変化についていけない人もでてきます。小学生が中学生、中学生が高校生そして社会人へ、年齢が上がるほど制約も多くなってきます。今までの甘えも通用しなくなり、心配事やストレスが溜まります。毎日が負担になり日々のストレスが積み重なることで、自分が思っている以上に肝臓に負担がかかります。ストレスは肝臓を傷めるのです。このことはぜひ覚えておいてください。自律神経のバランスが崩れるような生活は肝臓に大きな負担を強いていることを忘れないでください。
 肝臓は沈黙の臓器と言われ、とても我慢強いのですが確実にダメージを受けてしまうのです。肝臓は身体にきれいな血液を送る大きな工場でもあるのですが、肝臓に負担がかかるとその回転も悪くなります。つまりキレイな血液が造られにくくなり、肝臓がうつ状態になり、うまく濾過されずに新鮮でない血液が体中を巡ります。
実はこれが不眠やうつ病・5月病などの大きな原因だともいわれています。また強いストレスによって肝臓を傷め続けるとその症状は身体の上部に現われる事が多いです。漢方では肝臓が熱をもち、その熱がメラメラと上昇すると考えられています。その熱の影響で身体上部において様々な症状が起こります。
頭痛や肩こり、ひどくなるとめまいや耳鳴りなどにつながるケースもあります。気をつけましょう。

 ストレス解消と称してお酒ばかり飲んでいては肝臓への負担は増すばかり。適度な運動をして気分転換を心がけましょう。食べ物も工夫しましょう。肝臓の働きが弱い時は、色の青いもの(野菜類)や酸味のものをとります。山菜、かんきつ類、苺、胡麻、菜の花、春キャベツ、梅干し、あさり、しじみ、レバーなどが肝臓の働きを助けます。かんきつ類は食事だけでなくアロマオイルの香りでも効用がありますよ。動物性食品(肉類)や油もの、塩分や砂糖類も控えましょう。 

 東日本大震災から2年が過ぎました。あの日を忘れず、今ここに生かされていること、普通に暮らしていけること感謝感謝です。  顔晴ろう日本!

 

■こころ通信 2013年4月号 

こころ通信201304

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