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こころ通信5月号 ~バケツの中味は~

みなさんこんにちは。店長のマッキーです。 みなさんはどんなゴールデンウィークを過ごしましたか? 私は久しぶりに家族で出かけることができて充実した時間を過ごすことができました。

生活の中で慌ただしく用事に追われてしまうことで、ついつい視野が狭くなってしまったり、誤った判断をしてしまったりということが起こりやすくなります。忙しいという事は、心を亡くすと書きますがそのような状態にならないように、考え方を少しだけ工夫する必要がありそうです。

そのためには物事に優先順位をつけることが大切。

突然ですがひとつのバケツをイメージしてみてください。バケツにまず大きな石を入れます。次に小石を入れます。もう何も入りませんか? 隙間に砂利が入りますよね。最後に水を入れます。
さて、これは何の例えだと思いますか?答えは後ほど。
思ったらすぐやらないと1日はあっという間に過ぎていきます。あっという間の1日を365日送っているのだから、1年もあっという間に過ぎていきます。ということは人生だって同じこと。だから我々は常に「忙しい」という感覚を持っているのかもしれません。

忙しい

とある大学教授のNさんも多忙な日々を送っていました。土日も研究室に詰めているので休みもない。家族からは「健康管理にもっと気を使ったほうがいい」と言われ、友人からは「家族との時間も少しは大事にしろよ」などと言われていました。
そんなとき、Nさんはこう答えていた。 「分かっているけど、忙しくて時間がないんだよ。」と。  私も同じ言葉をついつい口にしてしまいます。
そんなNさんは雑誌に載っていた有名な外科医のインタビュー記事を目にしました。 彼は毎朝2時間のラジオ番組に出演し、新聞・雑誌の連載を15本抱え、講演は月平均30本をこなす。年に1冊のペースで本も出版しています。そして週に1日、友人の病院で本業の診察をしているというのです。
「このうちの一つだけでも大変なのに、どうすればこんな働き方ができるのだろう」と、Nさんは不思議に思うのは当然です。
その秘訣は、記事の後半に書かれていました。

その外科医はある時、五つのことをやめる決意をしたのでした。それは酒、タバコ、ゴルフ、ギャンブル、そして友人からのいろんな誘惑に乗ること。

「だから私にはたくさんの時間があるのです!」という外科医の言葉にNさんは驚きました。さらに衝撃的な言葉が続いていた。
「私が一番嫌いなのは『時間がない』という言葉です」

「忙しい」ということと、「時間がない」ということは同義語ではないようです。  「時間管理とは優先順位を付けることだ」とNさんは気づきました。自分にとって大事なことや「何のために」ということがはっきりしていることを優先順位の上位にもってこなければなりません。病気のときは休むことが優先順位の1位に来るのはいうまでもありません。同時に、自分の時間を奪う行為をやめる決意をする必要があるのです。「時間ドロボー」を見つけるわけです。たとえば、スマホをいじっている時間とか、なんとなくダラダラとテレビを視ている時間とか。お酒に使う時間も少し減らしてもいいのかも。何をやめるか、何をしないかを決めておくことが重要なようです。

つまり、「やるべきこと」と「やらないこと」を明確にしている人は、「忙しくて時間がない」とは言わないのです。

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先ほどのバケツ。「大きな石」とは自分にとって一番大事なこと。「小石」はその次に大事なこと。そして「砂利」「水」と続きます。
最初に小石や砂利をバケツに入れたら、あとで大きな石は入らなくなります。だから大きな石を最初に入れなければなりません。まず「大きな石」を手帳に記入しましょう。それは家族と自分自身に関することではないでしょうか。家族の誕生日や記念日。次に食事や旅行をする日、親孝行する日などを決め記入するのです。健康診断の日も決めておきたいですね。次々に入ってくる仕事の予定は当然、先に記入した日以外の空いた日に入れるわけです。こんなふうに予定を整理していけば大切な人生をもっと有意義に過ごせそうです。
「時間がないこと」を忙しさのせいにしてはいけないですね。暇なときほど、大事なことをしていないものかもしれません。自分にとって何が大切なことなのか。改めて考える今日この頃です。
家族

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