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【こころ通信】 茶茶丸が膀胱炎に 2013年5月号

 こんにちは。金巻です。
 新年度で新生活が始まった方も多いと思いますが皆様いかがお過ごしですか。なにかと忙しい新年度。どうぞお体だけは大切に。
先月も書きましたが春はストレスの影響を受けやすい季節。「肝」をいたわる季節です。上手に気分転換をして楽しい春をお過ごしくださいね。

 すっかり暖かくなり益々元気なわが家の動物たち。と言いたいところですがつい先日♂猫の茶々丸(以後、愛称“チャー”)が膀胱炎になりました。先日の日曜日のこと。家族で遅めの食事をとっている時に娘がこんなことを言いました。
娘「さっき、チャーがトイレでオシッコする格好で考え事してたよ!」 私「ふーん・・・」
その会話はそれで終わり。その時に気づけばよかったのですが私も「猫もトイレで考え事するのかな~?」くらいで特に深くは考えませんでした。
彼はその日の午後から5分おきにトイレでしゃがんでいます。どうやら尿意があるものの思うように出ない様子。その後トイレに少量の血尿を発見。膀胱炎か結石系の疾患か。いずれにせよ病院に連れていくしかありません。結局この日は夜までトイレに通っていたチャーでした。

 翌日の月曜日。朝一番で動物病院へ。彼を移動用のバッグに入れます。いつもなら嫌がってニャーニャーギャーギャーと騒ぐのですがこの日は全く抵抗せずグッタリしています。鳴き声ひとつ発しません。移動中の車の中でもただグッタリ。だんだん心配になってきました。
 病院に到着したものの休み明けで混雑気味。待つこと40分。「茶々丸く~ん」と名前を呼ばれてようやく診察室へ。バッグから登場したチャーはやはり元気がなく見慣れない景色にただただ怯えています。医師にそれまでの経過を伝えるとその表情が少し曇りました。
やはり尿が出ないということはかなり悪いこと。石が詰まっていたりしたら手術などという事態にもなりかねません。エコー検査の結果、石が詰まっているような所見は見つかりませんでした。続いて導尿です。おちんちんから管をいれて注射器で抜き出すのです。吸い出された尿はピンク色。やはり血液が混じっていました。この導尿はかなり辛かったようです。うつろな目で私を見つめ、「ウ~ウ~」とせつなく唸ってみたり、しまいには牙をむいて「シャーッ」と威嚇モードにまで達していました。

 尿検査の結果、近い将来に石へと結晶化される物質がたくさん含まれていることが判明。これは病気というよりは体質らしいのです。水分摂取量が少ない猫に多く起こる症状であり診断は膀胱炎でした。
 2週間の持続効果のある消炎注射を打ってもらい、専用の餌も処方してもらいまずはひと安心。日頃ヤンチャな性格な猫なのでグッタリしてしまうとやっぱり心配。尿を出すということの大切さを改めて実感しました。私たちも残尿感や排尿時の痛みなどには要注意。免疫力をしっかり維持することが大切です。その後チャーは順調に回復し再診でも問題ありませんでした。しかし今後は専用のフード以外は一切禁止。
毎日昼休みに赤ちゃん言葉でオヤツをあげることを楽しみにしている弘子さんは意気消沈。「ちょっとぐらいはいいかな~。いいよね~。」と医療に携わる人間としてあってはならない発言を繰り返す始末。そのたびに私は「考えればわかるよね~。」と言っています。

 チャーは昨年のお盆に3階から落下また度重なる脱走、夢の助に猫パンチを連打するなど、なにかとお騒がせの問題児。でもその分かわいいですね。いずれにせよ人間と同じで食べものの影響は大きいようです。注意してあげようと思います。

 相変わらずその人気を2匹の猫に押されぎみの夢の助。彼は彼でだいぶ年をとりました。階段は登らないし、左目がドライアイで視力も落ちているようです。特に同系色の識別ができていないように思われます。時々突然嘔吐したり餌を欲しがらない時もあります。年齢とともに消化力が落ちているのかもしれません。猫との内紛も彼に余計なストレスを与えてしまっている様子です。
そして年々甘えん坊になっている気がします。夜私がリビングでくつろいでいると膝の上に乗ってきたり、横になっていると自分から腕枕にのってくるあたりはかなり癒されますよ。男同志ですが(笑)

 いずれにせよ猫たちも犬も大切な家族。人間同様しっかりと健康管理をしてあげようと思う今日この頃です。

 

■こころ通信 2013年5月号 

こころ通信201305

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