皆さん、こんにちは。キレイ大好き薬剤師@金巻弘子です。
前回に引き続き腸のお話です。
小腸と大腸のそれぞれの働きってご存知ですか?一本の管としてつながっている臓器であるにもかかわらず働きは違うのです。
小腸は、良からぬ敵(細菌やウィルスなど)が体内に侵入してきた際に、先頭に立っ戦ってくれる免疫担当細胞が待ち構えているところです。
小腸は免疫細胞の本拠地なのです。
そして、小腸の粘膜は新陳代謝が盛んで、粘膜は約3日ほどで新しいものに生まれ変わるので腫瘍が増殖しづらく病気にほとんどならず無菌状態です。
大腸では、小腸から送り出された食べ物の残りかす、腸粘膜、腸内細菌から大便が形成されます。
大腸には600兆個以上の腸内細菌が棲みついています。
大腸は腸内細菌の本拠地なのです。
大切な事は大腸に棲みついている腸内細菌のバランス!
善玉菌20%・悪玉菌10% この比率が理想的。残りは優勢な菌に味方する日和見菌です。
善玉菌、悪玉菌が1:1になるとガンになると言われています。毎日3,000~4,000個できるといわれているガン細胞と戦い、退治するのは、大腸と小腸の連携プレーなのです。
前回のブログで女性のガン死亡率トップが「大腸ガン」である事はお話しましたネ!男性は肺ガン・胃ガンに続き第3位だった大腸ガンが今現在1位になってしまったのです。
つまり男女共大腸ガンがトップになってしまいました。実にこれは私が生まれた1960年代に比べ8倍になったのです。やはりストレス、食生活の変化、運動不足がその原因といえます!
大腸ガンにならないようにするためには・・・
善玉菌を増やす事が最も大切なこと!その為には食物繊維の存在が絶対に必要なのです。
肌年齢は「腸年齢」が決める!ということも分かってきているのです。
つまり現代人は便秘でなくても「腸活」が大事なのです。