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【こころ通信】 最後の授業 2013年1月号

 今年も残すところあとわずか。
 皆さんにとって今年はどんな一年でしたか?
 私は公私ともに様々な壁にぶち当たり、解決すべき課題が明確になった年だったと感じています。来年はその課題をひとつひとつクリアして前進していきます。この時期に改めて一年を振り返り来年に向けてスタートの準備をしましょう。

 12月17曰(月)に私は卒業して以来初めて、母校である法政大学に出向きました。

 私は経済学部でマクロ維済学を学んでいました。ゼミでお世話になった教授が定年退職されるということで、ゼミ生OBにも教授の最終講義を聴講しませんかという案内を項いたのです。大学の粋な計らいです。
 25年振りに訪れたキャンパスはとてもきれいで広大で、当時が思い出され、なんだか胸が熱くなりました。法政大学は東京の市ヶ谷にキャンパスがありますが、経済学部と社会学部が私の入学した年から新設の多摩キャンパスに移転してきたのです。私は、八王子市と町田市にまたがる多摩キャンパスの1期生。入学時、経済学部は校舎が未完成で半年<らいは社会学部と同居。
 学内はまだ工事中だらけ。当然のことながら先輩はいません。サークルはすべて自分たちがつくる、など今思い出すとかなり貴重な経験をしたのかもしれません。

 2年生からはゼミに所属します。ゼミとは特定のテーマのもとに教授が学生を募集し、少人数で学ぶ授業。通常の議義とは異なり、学生が発言したり討論や発表もする参加型の授業とも言えます。ですから担当教授や仲間のゼミ生とは深い付き合いとなり生涯の仲間となるわけです。

 入学時から大学の未完成な状態をなんとなく不満に感じていたのも正直なところ。しかしこのゼミに所属して大学生活はとても充実したものになりました。そこでお世話になった教授の最終講義ということでかけつけたわけです。

 経済学部10号館201教室は扇型に広がる大教室。現役の学生に多くのOBが加わり満席です。そして教授が教壇に登場しました。
 教壇での姿は当時のまま。声の調子も全然変わっていません。その姿に感動です。買ったばかりで使い方がよくわからないスマートフォンのカメラで何度も写真を撮りました。携帯電話なんて学生の頃にはありませんでした。時代は変化し時は流れているんだなと思いながら何度もシャッターを押しました。

 その日の講義のテーマは「イノベーションのみなもと」でした。企業における技術革新とそこに関わる労働力に関する内容でしたがとても興味深<勉強になりました。学生の頃は半分以上は退屈であまり熱心に聴講していなかった私ですが、社会に出て長い時間働いた経験を踏まえて聴く講義は、とても受け入れやすく自らの仕事にも様々に当てはめて考えることができて、本当に楽しい時間でした。あっと言う間の90分。

 学生の頃はこの90分がとても長く感じたものです。講義終了後は歓送会にも出席。70歳まで勤め上げ、金屏風の前であいさつする姿はとてもかっこよかったです。この先生に出会っていなければ大学生活はまた別のものになり、今の自分ではなかったかもしれません。そう思うと教授との出会いに心から感謝感謝です。大切な方の大きな節目の機会に同席させていただいたことをとても幸せに思いました。
 久しぶりに大学を訪れ講義を受け、学ぶことの大切さを痛感するとともに、学生時代にもっと勉強しておけばよかったと反省と後悔。そして4年間、大学に通わせてくれた両親に心から感謝です。

 こうしてこころ通信を言いている今日は父の5回目の命曰。
 天国の父、東京で一人暮らす母に感謝です。

合掌

 よき師よき友
 つどひ錯べり
 法政
 おお わが母枝
 法政
 おお わが母枝

   法政大学校歌より抜粋

◆編集後記◆
 今年も一年間当店のご利用ならびにこころ通信のご愛読ありがとうございました。
 今回より、紙面サイズの変更をさせていただきました。
 料金後納印の挿入、また封入時間の削減を理由とするものです。
 どうかご了承ください。お気づきの点や感想などございましたらお気軽にお声かけください。
 来年が皆様にとってより佳き年になることをこころよりお祈り申し上げます。  裕

 

■こころ通信 2013年1月号

こころ通信201301

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