こころ通信

こころ通信4月号~前略 父上様~

投稿日時2015年4月5日
投稿者ナカムラ 薬局

桜
皆さんこんにちは。店長のマッキーです。春になったとは言うものの今日は肌寒いですね。温度差で体調を崩さぬようお気をつけくださいませ。

今月のこころ通信です。 よろしければおつきあいください。

私事でこんなところに書く事がふさわしいかよくわからないのですが、実は東京の実家を人にお貸しすることになりました。
東京日野市にある実家は、私が小学2年生のときに新築しました。ですから築40年以上。私が結婚を機に都留へやってくるまで暮らした、私を育んでくれた家です。父が他界して既に8年が過ぎました。父亡き後、母がその家を約5年間守ってきてくれましたが、身体のこともあり、母は1年半前に都留にやってきました。それ以来ずっと空家になっていたわけです。
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家というのは人が住んでいないと老朽化が進みますね。 時間を作っては何度も通い、ようやく片付けきりました。当たり前の事ですが、片付けをしているといろいろなことが思い出されます。愛着が蘇ってきます。中学生のころ小遣いを貯めて買ったギター。幼少の頃に描いた絵、学校の工作の時間での作品。片付けの手をついつい止めてしまうアルバムそしてたくさんの写真。部屋に残されたタンスには、野球部所属の兄が部屋での素振りで誤ってバットをぶつけてしまった痛々しい傷。自分が大人になるまでの歩みがよみがえりました。女房を両親に始めて紹介して食事をした奥の部屋。病気療養中の父が寝ていたのもその部屋でした。家族で帰省した時に娘がかけた小さなこども用の毛布。娘のために父が作ってくれた凧。正月のことだろう。風吹く中、多摩川の土手で今は亡き父とまだ小さな娘が一緒に凧揚げをする様子が映像として頭の中で鮮明に再生されました。
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こんな風に娘の成長の過程にもこの家は大切な場所でもありました。どんな家にもたくさんの時間と思い出が詰まっています。家そして家族、家庭の暖かさがいかに大切なものであるのかを改めて教えてもらった気がします。父が定年まで汗水たらして働き、母が守ってきてくれたあの家。今度は、新しく借りてくださるご家族に幸せな時間とたくさんの思い出を生み出してくれたら天国の父も喜んでくれると思います。

東日本大震災から4年が経過しました。津波でたくさん家が流される映像が目に焼き付いています。たくさんの家族の時間と思い出を奪い去った地震と津波。 改めて家、家族、命の大切さを感じずにはいられません。
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前略 父上様

家を貸すことにしました。オヤジが汗水たらして働いて遺してくれた家。空けておいても傷むばかり。売るなんてとんでもない。おふくろと兄貴と3人一致の考えです。

ひとつだけお詫びをしなければならないことがあります。親父は庭いじりが好きでたくさんの植木を庭に植えてありましたよね。やはり空き家になってしまうと庭の手入れができないので草は伸び放題、お隣にも枝葉が伸びてしまい迷惑がかかったりしてしまいます。ですから植木は殆ど処分して庭を整備し直しました。その分を車が2台おけるスペースを確保できたので、貸し出しに有利な条件になりました。そして、少しお金はかかりましたが家の中の古くなった部分は改修しました。片付けの最後に取り外したものがあります。それは、表札。物騒ということもあり空家になってからも表札はかけたままにしてありました。あの分厚い木の表札は、かなり色褪せてはきていましたがオヤジの名前がしっかり墨で記されていました。しばらく見つめそして外しました。なにか熱いものがこみ上げてきました。改めて感謝の気持ちです。ありがとう。

入居者も決まりあの家の新たな歴史が始まります。

おふくろも元気に暮らしています。2回目の冬も病気もせずに過ごせました。どうかこれからも見守ってください。

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