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【こころ通信】中年オヤジの富士山マラソン奮闘記 2014.1月号

こんにちは金巻です。いよいよ今年も残すところあとわずかですね。今年もこころ通信にお付き合いいただきましてどうもありがとうございます。

今年もいろいろと勝手気ままに書かせていただきましたが最後はやっぱりマラソンネタで失礼します。

11月24日(日)に第2回富士山マラソンに参加しました。一昨年までは「河口湖マラソン」 として開催されていたこの大会。昨年から名称が「富士山マラソン」に変更されコースもリニューアルされました。大橋経由で河口湖を約2周半するコースから、河口湖と西湖を回るコースに変更になりました。全体的に上りが多くなり確実に厳しいコース設定になっていることはいうまでもありません。昨年は脚の故障に泣き、富士山マラソンとしては今回が初参加。2年振りのレースとあって自ずと気持ちは高ぶります。

先月号の「峠走」にも登場した後輩のT君が6:30に迎えに来てくれました。スタートは9時なのですが、渋滞を予測して早めの出発。しかしながら渋滞は全くなく7時には到着。河口湖近くの知人宅に車を駐車させていただきました。スタートの9時まではまだ2時間もあります。

朝食ではいつもより多めの炭水化物をとってきたのでついつい眠気が襲ってきてしまうほどのんびりとした時間。ペース配分やこれまでの練習のことなどT君とマラソン談義に花を咲かせる中、時間はゆっくりと過ぎて行きました。早朝から知人宅のトイレを何度も拝借。こんなとき待たずに自由に使えるトイレほどありがたいことはありません。

準備万端でいよいよスタートラインへ。開会式では瀬古さんや有森さんが元気に私たちを励ましてくれます。高まる緊張!
「今日も頼むよ親父!」 心の中で呟いて空を見上げる。
午前9時ジャスト。スタートの合図が鳴りると同時に大勢のランナー集団が動き出しました。
中年オヤジの長く険しい戦いが始まりです。 有森さんや瀬古さんに手を振りながらスタートゲートをくぐり自分の時計もタイマーもスイッチオン。動き出した脚の感覚、身体全体の調子を感じながら走ります。とりあえずスタートして走れていることにいつも喜びを感じます。しかしながら少しすると、3日前に感じた左脚ふくらはぎの痛みが予想した通りに蘇ってきました。今度は不安を感じながらも前へ前へ。 幸運なことに30分を過ぎた頃から筋肉も徐々に温まり、痛みが違和感程度に落ち着きました。ここからはかなり冷静に走ることができました。 前半は3時間45分という目標タイムに向けてほぼ計画通りにペースを刻めました。

ところが・・・

20kmをすぎ河口湖から西湖へとコースは続きます。ここからが約2kmに渡る上り。
知ってはいたものの練習不足という現実は、私にしっかりと“脚のつり”という厳しい答えを突きつけてきたのでした。ようやく平坦な道になった途端に両脚同時につっちゃいました。いきなりの失速そしてストップ。痛みをこらえての屈伸運動で数分後にまた走り出しました。
西湖は1周約10km。脚の痙攣、減速、痙攣・・・。途中同じ年のK君に会い、一言二言湖束を交わして、少しでも話しながら一緒に走れればリラックスできた状態で走れたのかもしれませんがK君についていくこともできませんでした。だんだん見えなくなるK君の背中。この辺りが精神的にはかなり厳しかったかもしれません。なんとか30kmを通過し西湖を走り切り再び河口湖畔へ。この頃にほとんど脚は前に出ない状態。 残り5kmはかなり気力だけでした。

自分では気持ちもフォームも走っているのに歩いている人に抜かれてしまうという不思議な現象を経験しちゃいました(笑)

歩く自分が許せなくて気持ちだけはなんとか走り続け、目標タイムを遥か30分もオーバーしてゴール。 最後はかなりひどいフォームでゴールしたのでボランティアの人にいきなり救護コーナーまで連れていかれてマッサージ。その後はそしてミネラルウォーターと、富士山が型どられた完走者メダルを首からかけてもらいました。目標に届かなかったことはとても悔しかったのですが諦めずになんとか完走できたことは次のレースへつながり貴重な経験になりました。大学受験で頑張っている娘のためにも完走できて親父の面目を保つことができました。

その後は都留に戻りともに走ったT君と打ち上げ。 疲労物質を全力で分解している肝臓にはとても申し訳ないのですが、ビールを思いっきり注ぎ込んでしまいました。疲れた体に染み渡る、少々ほろ苦いだけどやっぱり美味しいビールになりました。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
来年が皆様にとりまして幸せと笑顔で溢れた年になることを心からお祈りいたします。

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